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2006年 11月 08日
これまで来た道を辿りながら戻ります。
なので縄文杉を目ざすパーティーとすれ違います。 かなりの好ペースだったようで、早いね!とか、山頂で泊まりですか?などと声をかけられる。 私とガイド一人というパーティ構成も影響していると思いますが、それでもかなりのペースのようです。 確かに、縄文杉にたどりつくまでに一度も時間を確認していなかった(日記の時間はデジカメの写真の記録時間を使ってます)のですが、12時前までにたどり着くとは思ってなかったし、トロッコ道が飽きる程長い!とガイドブックにも書いてありましたが、ガイドさんと話をしながら進んでいたので、「エッ、もう終わり?」ぐらいの印象しか受けませんでした。 登山道は狭く、同時にすれ違う事は出来ないので、譲り合いながら交互通行で進みます。 今日、登山届けを出したのは約50名との事だったのですが、GWの中のピーク時には約1000名ほど入山するとの事。やはり問題としてあるのはトイレ問題。 トロッコ道が終わった所にあるトイレは1時間待ちもざらだとか。 この頃には日も昇り、気温も上がってきたのでフリースを羽織るぐらい、それでも汗ばむぐらいの陽気。 一月の中で35日は雨が降るといわれる島で、雨に降られず、ヒルに血を吸われず、虫にも刺されなかったので本当に運が良かったです。 ガイドさんが行く時より帰り道の方が日差しも出て、木々がキレイに見えるよというので、改めてみると確かに明るくなった分、写真が撮りやすい。薄暗くややモヤがかかった姿と、光が差し込む姿、二種類の見方ができてかなり面白い。 が、途中ですれ違うパーティーにはあまりに軽装な人がいてかなりヒヤヒヤする。サンダル履いて、リュックは背負わず、片手にペットボトル・・・。なんて人がいる。 あと、思ったのは山登り用のストックはずっと平坦な道をハイキングしたり、雪山に登頂するのなら役に立つのかもしれませんが屋久島登山には向かないという事。 途中で岩場があったりした場合に片手が塞がってると逆に危ないし、そうでないときもずっと片手を上げたまま歩いているので翌日は腕も筋肉痛になりそうです。 軽装といえば、先日ガイドさんが案内をしていた時にビジネススーツを来た外国人に山で出くわしたという話。 普通のスーツに革靴、ビジネスアタッシュの中には本が一冊・・・。ありえないと思って声を掛けたら、さらに驚き、彼が考えてるルートはほぼ屋久島を縦断するルートで日帰りでは無理というプラン。 40代ぐらいのドイツ人だったのですが、そのあまりの無謀さに驚き、とりあえず非常食だからとチョコレートや水を渡してその場は離れたそうですが、恐ろしい人ですね・・・。 翌日ガイドさんが別ルートをガイドしていた時に、そのドイツ人とまた会ったそうです・・・足元を見ると革靴が壊れていてガムテープで補修しながらも、屋久島横断に成功してしまったそうです・・・うん、身体の構造が違うんだな、きっと。 線路沿いは日当たりが良いので食べる草の発育も良いし、鹿もやっぱり移動しやすい道を選ぶそうです。 トロッコ道は行きは真っ暗で気づきませんでしたが、手すりの無い陸橋を渡る事が多いのですね、明るくなって見てみると、なんて高い処を渡っていたんだろう・・・。あまり高いところは得意ではないのですが(汗) ガイドさんが寄り道をしませんか?というので寄り道をする。 PM14:11 荒川登山口まで無事に到着!登りだしたのがAM 5:10分だったので、約9時間。一般的なガイドブックだと約12時間と書いてあったので、3時間ほどの余裕を持っての到着でした。あっという間といえばあっという間でしたし、まだ真っ暗い中を出発した事を振り返れば同じ一日とは思えないぐらい時間が経った様にも思えました。 最後に整理体操をして登山は終了です。 ふと見ると先程の外国人カップルが登山口のバス亭近くのベンチでバスを待ってました。ガイドさんが次のバスは17時だからうちらのクルマで送ろうか?と提案してくれたのでもちろん私も賛成して、彼らに声を掛けました。 ちょうど彼らも帰路の途中の宿に泊まっているとの事だったので、一緒に帰る事になりました。 自己紹介をしながら、帰り道を進む。ガイドさんの英語が日本人英語ながら語彙が豊富だなーと思っていたら、ずっと地元の農産試験場で研究員をしてたのだけれども、そこが閉鎖になってしまいアメリカへ留学して農学博士号を取得した後にガイドをしながらフィールドワークをしているとの事。どうりで、説明が感情的でなく分かりやすいなと思っていたら、プロでしたか。 主に彼女の方がメインで話していたのですが、彼女は調香師でエスティローダーやアヴェダの調香をしていて、日本へは二週間滞在していて、京都を巡って、その後屋久島に来たとの事。 屋久島に住むヤクシカという鹿がいるのですが、それが近年禁猟の為、個体数が増え絶滅に瀕している植物や農作物を食べてしまうという問題が起きているそうです。 九州大や北大、横国大の動物、生物学者の講演とディスカッション。 初めて聞く単語や観光と自然の共生問題を聞く事ができて有意義な時間を過ごせました。 PM23:00 就寝。 こうして私の屋久島登山の一日が終了しました。 これまで長文を読んで下さったみなさんもお疲れ様です。
by 045gyu
| 2006-11-08 16:34
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